1年

急に睡魔がやってきて、40分ほど寝た。寝ている間、ずっと夢を見ていた。周りがはしゃぐ声も音なら何でも夢の中に入ってきた。

夢の中、あの子がいた。あの子と会った。今日はあの子が居なくなった日だからかな。私はあの子と何か話したかもしれないけれど、覚えていない。あの子と話した内容は、夢の中だけのものだったのかもしれない。私が目を覚めした時に話したことを忘れているなら、私と話してくれる気がする。

でも、あの子だけじゃなくて、Yちゃん(くん)もいっしょに出てきた。どんな感じだったっけ。あ、思い出してきた。そういえば、太郎も出てきた。内容は内緒内緒。

最強、強くあの子を意識していた。もうすぐだ、もうすぐだと。1年が経ってしまった。もしかしたら、東京の空の下でそれなりに元気に生きているのかもしれないと思うこともある。でも、あの子は居なくなってしまっている。

私があの子のことを知ったのは、3か月くらい経ってからだった。何に関しても、私は気付いたり・知ることが遅くなるみたいだ。これには呆れる。もうあの子は居なくならないと勝手に決め付けてしまった私がいけなかったのかな。

あの子のお参りに行きたい。連絡が取れなくて聞きようがなくて、アバウトな場所なら分かるけれど、私にはその場所を特定出来ないし。今でも行かせてもらえるなら、ちゃんとお参りしたい。これをお前の自己満足だと言われても仕方ないけれど、それでも構わない。

私は今日をあの子に祈る。

会いたいな。あの子に会いたかったな。