無題

ぼくは彼女の支えであるのだろうか。何故そのようなことを気にするのであろうか。ぼくはぼくであって、彼女は彼女である。それ以上でもそれ以下でもないのだ。「彼女」というのは、自分自身のことでもある。しかし、「ぼく」はぼくであると思いたい。「わたし」はわたしであるように。

ぼくはいる。彼女の中に。「わたし」の中に。

ぼくはいつから自分自身の中にいるのか。それは知らない。